<恋愛方程式の成り立ち>


由奈から、話を聞いた時
あたしまでもが泣きたくなった。
いつだって、由奈たちは憧れの二人だったのだから。
でも…あたしが泣いてはいけないと思った。
1番辛くて苦しいのは、由奈だから。

「真莉愛…⁇」

少しの沈黙の後、口を開いたのは
再び由奈だった。

『ん…⁇』

「あたしね、陵哉を好きになってよかった」

『え⁇』

いきなりの言葉に、あたしは由奈の方を向いた。
由奈は真っ直ぐ空を見ていた。
その目はなによりも、かっこよかった。