不遜な蜜月


確定ではないが、確信めいたものはある。


(もし言ったら、きっと兄さん怒るわっ)


その姿を想像しただけで・・・・・・。


「あぁ、恐ろしい・・・・・・」


ホラー映画顔負けで、絶叫を上げる自分が想像できる。


(でも、兄さんに言うべき気もするし・・・・・・あぁ、一体どうしたら・・・・・・)


自分が理人のことで、ここまで苦悩する日が来ようとは。

玲奈はパソコンの前で、ひとり唸りながら頭を抱えていた。









―――・・・・・・。

ひとりぼっちの病室で、真緒は読み終えた雑誌を閉じる。

昼間は姉が来てくれて、仕事終わりの彩子が顔を出してくれた。

だからなのか、ひとりだと時間の流れが遅く感じてしまう。


(寝るには早いし・・・・・・社長、ホントに来るのかな?)