不遜な蜜月


―――・・・・・・。

友達の一言で、あることに気づいた。


「最近、食べる量減ってない?」


久しぶりの外食。

個室だから、周りのことを気にしなくていいのは助かる。

真緒はウーロン茶を一口飲み、彩子の指摘も一緒に飲み下す。


「そうかな? ・・・・・・そうかも」

「つわり、楽にならないわね」

「・・・・・・うん」


原因は、つわりだけじゃない気がする。

悩んでも仕方ないとわかっていても、ふとした瞬間に浮かんでしまう。


「そういえば、秘書課の青山さんと、いつ知り合ったの?」

「え?」

「昨日今日と、暇さえあれば様子見に来てるけど」

「あぁ、うん・・・・・・」


心配してくれているんだと思うのだが、少し過剰な気はする。


「真緒、なんでもいいから話してよね」

「あ、うん。・・・・・・明後日、社長と私の両親に会いに行くことになったから」