だから支えてあげて、と楓がふわりと優しく微笑む。
「・・・・・・わかっていますよ、お祖母さん」
まるで、自分自身に言い聞かせるような返事だった。
「・・・・・・」
理人は真緒を横目で見つめると、祖父へと視線を戻した。
―――・・・・・・。
顔合わせは、予定の時間を幾分かオーバーしたが、それだけ祖父母が真緒を気に入ったということだ。
元々、理人は祖父母が真緒に対して否定的な態度を取るとは思っていなかったので、真緒のように緊張はしていなかった。
それでも、祖父母と笑い合う真緒を見ると、知らず安堵していた。
「自宅で構わないか?」
「はい」
「今日は疲れただろう?」
「少しだけ・・・・・・」
赤信号で、車がゆっくり速度を落とす。
理人はちらっと、真緒を見てみる。


