不遜な蜜月


明日は日曜日。

菜緒とは、明日会う予定になっている。

一臣伝いで、理人から返事ももらった。


「悩み事?」

「え? あ・・・・・・うん、ちょっと」


会社を出ると、冬の寒さに身がすくむ。


「そっか。今日も送迎?」

「・・・・・・うん」


会社まで送ってもらうと、事情を知らない社員から不審がられそうなので、いつも近くで下ろしてもらっている。


「じゃあ、送ってもらいましょ。外食はやめて、真緒のうちで食べよ」

「いいの?」

「外食だと、匂い気になるでしょ?」

「ありがと」


彩子は真緒の手を引き、会社から離れた場所で待つ迎えの車へ向かった。





―――真緒・自宅

空になった皿を重ねて、熱いお茶で一息つく。


「へぇ、明日会うんだ。社長と真緒のお姉さん」

「うん」

「不安なのね」


彩子の指摘に、真緒は苦笑する。