「うん。わたしの体のことまで気を使ってくれて、ありがとう」
「だって、痛かっただろ?昨日」
「うん……でも、全然大丈夫だよ。痛みよりも幸せのが勝ってたから」
「そうなのか?」
「うん。そうだよ。わたし、嬉しかったよ。大夢に抱いてもらえて」
「……ありがとう、彩音」
「わたしこそ、ありがとう。こんなわたしを好きになってくれて。こんなにも優しくしてくれて、ありがとう」
「……俺も大好きだよ、彩音」
「わたしも、大夢のことが大好きだよ。これからもずっと、大好きだよ?」
「……ああ」
俺はもう一度、彩音に優しくキスを落とした。
そして理性が抑えられなくなり、俺はまたベッドの中で、彩音のことを抱いてしまった。