「七星ちゃん!」

小夜と龍太郎が保健室に駆け込むと、他の龍太郎一味、生徒会の面々、花音、リヴリア、十牙といったクラスメイト達が揃っている。

何より鈴木さんがベッドの上の七星の手をじっと握り締めていた。

あの陽気な鈴木さんが、一言も発しない。

無言のまま、ただ強く強く七星の手を握り締めている。