翌日。

「失礼します」

保健室のドアがノックされる。

「龍太郎さん…お加減は如何ですか…?」

入室してきたのは小岩井。

彼を先頭に、アルベルト、七星、遊里、龍娘、喜屋武、最後にオズオズと小夜。

龍太郎一味が揃って見舞いに来てくれた。

「フルーツ盛り、ここに置いておくよ龍太郎」

「お菓子あげるよ龍太郎先輩!」

「しっかり水分補給した方がいいですよ?スポーツドリンク置いておきますね」

「お腹が空いたらこれ食べて下さい、お粥です」

「傷が熱を持ってはいませんか…?…これ…雪菜さんから氷嚢です…」

アルベルトが、遊里が、七星が、喜屋武が、小岩井が。

それぞれ見舞いの品を置いていく。