「お前もだ、小岩井!」

先程食べ終わった焼き鳥の串をビュン!と投げる龍娘。

テーブル、小岩井の手元に串は突き刺さった。

殺す気か。

「いつまで雪ん子と茶飲み友達とかほざいている、さっさとひっついてしまわんかっ、イライラするのだこの無反応男め!」

「…無反応…」

小岩井、表情こそ変わらないが軽くショックを受けた模様。

「全く」

枝豆を摘まみ、龍娘は口に放り込む。

「お前ら何歳差のカップルだ?一歩間違えれば援助交際と間違われるぞ?世間の目とか考えろ、恥ずかしくないのか」

学園長捕まえて『お前ら』とか言うな。