バスの停留所まで歩いていく仲間達。

最後尾は、誠一郎と日音子が歩く。

「帰り何か食ってく?」

「『brown』と浦沢マスターの店、寄るならどっち?」

ラロとルートがそんな話をしている中。

「……っっっっ!」

日音子は見てしまった。

…誠一郎の背中に、『よくないもの』がとり憑いているのを。