生徒指導と1年生の担任という多忙な業務になったものの、新しい生徒達に満更でもない様子。

「では出席をとるぞ、名前を呼ばれたら返事しろ」

龍娘はクラス名簿を読み上げる。

「ピピル・ドドリー」

「はい、レベル3です」

「レベルは言わんでいい、次、笹本 ルート」

「別に…」

「別にとはどういう返事だ?次、リグニア・ハミルトン」

「龍娘先生!ウチのダディを何とかして下さい!」

「ここはお悩み相談室か」

出席だけでこの有様。

五十音順に呼ばないのはご愛嬌という事で。