君が教えてくれたのは、たくさんの奇跡でした。

そんな思いに浸っていると、突然頭部に走った痛み。



それは、今まで体感したどの痛みよりも鋭くて、私は思わず頭を抱えた。







「……っ!」



「杏奈!?」







急にうずくまった私を支えてくれたみーくんだけど、襲う痛みはおさまらない。