君が教えてくれたのは、たくさんの奇跡でした。

「……う、ん」







反論なんか出来なくて、太陽を見上げると眩しい光が私達を照らしつけていて、



クラクラと目眩すらする程だった。







「あれ、杏奈顔色悪くねぇか?」



「そう?……大丈夫だと思うけど」



「ん、なんかいつもより……」







言葉を濁らせると、私のおでこと自分のおでこに手を当てたみーくん。