君が教えてくれたのは、たくさんの奇跡でした。

「騙された……」



「ふふ、気にしないで」







笑いながら落ちていた梅の花を拾い上げる志保ちゃん。



私の周りはどうしてこう、美人ばっかりなんだろう。







「雅ー!タカくん!!早く食べようよ」



「おう」



「わ、うまそ!すげぇ、志保さん天才!!」