君が教えてくれたのは、たくさんの奇跡でした。

「万里ちゃん」



「なぁに?」







ベッドの横のパイプ椅子に座ると、万里ちゃんの温かい手を握っり、目を見据える。







「結婚、おめでとう」



「まだ気、早いよ?」



「いいんだっ!私がいつまで生きていられるかわかんないんだから」