「院長先生に会うとか言ってましたけど……」



「父さんに!?」



「はい」







途切れ途切れだった言葉も、少しはすんなり出て来るようになっていた。



そんな私を余所に、藪内先生の顔は青ざめていった。







「今会っちゃ駄目だ……――!」



「え……?」