君が教えてくれたのは、たくさんの奇跡でした。

まだ掠れている私の声だけど、しっかりとみーくんには伝わっているようだった。







「みーく……」



「何、どうした?」







歓喜あまって呼んだみーくんの名前は、やっぱり届いていて、それがすごく嬉しかった。



みーくんも、涙を堪えているようだった。