「……き、……よ……」







一瞬、何が起きたのかわからなかった。



今この部屋には2人しかいない筈なのに聞こえたみーくん以外の声。



それは、3年ぶりに聞いた懐かしい声だった。







「杏奈、今……――」



「……」







思わず、自分の喉に触れる。