君が教えてくれたのは、たくさんの奇跡でした。

「……ほんと、久しぶりよね」



「だな」



「懐かしいわね」



「ババァみてぇ」



「何ですって!?」







知らぬ間に触れていたのは、お守り代わりにつけた爽やかな香水がふわりと香る、項。



知らない時間を突きつけないで。







……矛盾してるな、私。