君が教えてくれたのは、たくさんの奇跡でした。

女の私でさえ、息を呑む程のオーラを放つ彼女は、



細くて綺麗な手を私に差し伸べた。







「ごめんなさいね。大丈夫ですか?」



【大丈夫です。それに、私の不注意ですし】



「そんなことないわ。私が花に見とれてたんだから」