君が教えてくれたのは、たくさんの奇跡でした。

手から伝わるのは、幹のザラザラ感。



思わず苦笑してしまいそうになる。







……帰ろう。



これ以上見るのは、また今度。



みーくんと来たときにとっておくよ。







目を伏せながら振り返ると……



――ドンッ