君が教えてくれたのは、たくさんの奇跡でした。

気になるし、何より、さっきからずっと睨まれてる。



視線が痛くて、私は少しお手洗いに、とタカさんに伝え、席を立った。







――ザァァァ……



トイレの水が流れ、外に出ると、



何故かマナさんが鏡の前に立っていた。