君が教えてくれたのは、たくさんの奇跡でした。

慌てて耳を塞ぐ。



これ以上、聞きたくない。







「聞いて、杏奈」







箸を置いて立ち上がったみーくんは、私に近づく。



ビクッと跳ね上がった肩には、みーくんの大きな手が添えられた。







「これは、俺が決めた夢だ。確かに、杏奈が始まりではある。けど今は、俺自身の夢なんだ」