杏奈の手を握ると、少し冷たくて、また涙が溢れてきた。







「っ……だっせぇな、俺……」







冷たい、けど温かい。



杏奈は、生きている。



生きたいって、心臓は叫んでる。



この命を守るためなら、何だってする。