笑いながら、先生も病室を出て行く。



2人がいなくなった後の無駄に広いこの部屋は、



熱を失ったカイロのようだった。







再び窓に近寄ると、上から丁度見える中庭に金髪のみーくんの姿を見つけた。



さっき言っていた彼女らしき人も。







その2人は、病院と言う名の場所には不釣り合いで。