君が教えてくれたのは、たくさんの奇跡でした。

病院に着くと、既に息を引き取った母さんが、遺体となって出迎えてくれた。



手首には、包帯が巻かれていて、前に会ったときよりずっと細くなっていた。







「かあ、さ……」







言葉にならない悲しみ。



蘇るのは、笑顔と、別れたときの泣き顔。