君が教えてくれたのは、たくさんの奇跡でした。

「……おう」







零れそうな涙を拭い、ピアッサーを握り直す。







「あ、氷!」







タカは、何かを思い出したように立ち上がった。



その言葉に、思わずひっくり返りそうになる。



部屋にある小さな小型冷凍庫から氷を取り出し、袋に詰めた。