君が教えてくれたのは、たくさんの奇跡でした。

「もう、馬鹿らしくなった」







俺は、隆弘に見向きもせず、ヘアカラーのパッケージを開けた。







「タカはどうする?」



「……俺もする」



「意外」



「俺も、親のいいなりが嫌やってん。いつもいねえくせに、帰ってきたら親面やもん。腹立つわ」