権力を持つ親父が怖いから、息子である俺の機嫌をとろうとする。



俺は、親父の力を使おうとも、教師の首を切ろうとも思ってなんかなかった。







そして特別扱いは、生徒達の中でも同じだった。







「藪内君、黒板見える?」



「給食の牛乳、いる?」



「俺達に出来ることがあれば、何でも言ってくれよ」