君が教えてくれたのは、たくさんの奇跡でした。

「まぁ、あたしに出来ることがあったら何でも言ってよ。力になるから」



【ありがとうございます!】







深々と頭を下げる私を見て、遙香さんは笑った。







「別に、タメ口でいいのよ?遙香でいいし。年も、さほどかわらないんだから」



【じゃあ、言葉に甘えて。遙香ちゃんって呼ばせてもらうね】



「俺と8歳差だろ」



「雅、黙れ」