【違います!】
「……杏奈ちゃん、もしかして話せ――……」
「遙香。デリカシーがないにも程があるぞ」
【大丈夫だよ、みーくん。私、中学生の頃に受けた手術で声が出なくなったんです】
遙香さんは、目を丸くしていた。
だけど、その後に出てきたのは、あまりにも意外な言葉だった。
「頑張れば声、出るんじゃないの?」
「……杏奈ちゃん、もしかして話せ――……」
「遙香。デリカシーがないにも程があるぞ」
【大丈夫だよ、みーくん。私、中学生の頃に受けた手術で声が出なくなったんです】
遙香さんは、目を丸くしていた。
だけど、その後に出てきたのは、あまりにも意外な言葉だった。
「頑張れば声、出るんじゃないの?」



