「……そっか」



【それよりみーくん!スマホって、思ったよりいいね!!紙に書かずに、言いたいこと伝えられるよ!!】



「あれ、解約してもいいって言ったの誰だっけ」



【あっ!それ嘘!!】



「まぁ、杏奈が何言おうが解約なんかしねぇけどな」



【みーくんって、意地悪だよね】







頬を膨らまして睨むと、みーくんは笑って私の頬をつついた。



さっきの重苦しい雰囲気は、みーくんがかき消してくれて。



今はただ、私が大好きな和やかな空気が流れている。