「通院にしたいんだって?」







藪内先生から急に投げ掛けられた言葉に、少し戸惑う。



平常心を保とうと、深呼吸をしてからペンを紙に走らせる。







【はい】







……あんなこと言っちゃったのに、まだあの約束は有効なのかな?







「別に構わないけどね、発作が起こらなければ」







少し間を開けて、先生は言葉を述べた。