私は、みーくんの足枷にしかならない。







"ワタシハココニイラナイ"。







「杏奈っ!」







気がついたら、右も左もわからない街を、ただ走っていた。



ママやパパ達のいた病院から逃げたのも、こんな感じだった。



だけど今は、隣には誰もいない。