「生きてるよ!お姉ちゃん、生きてるよ!!」







柚葉が、泣きながら私の手を握った。



その手を強く握り返すと、涙が滲んで見えなくなってしまった。



関川先生と藪内先生がベッドに近づき、真剣な面持ちで口を開いた。







「手術は成功したから、



頭の傷の回復具合によっては早めに退院も出来るよ」