「え、ちょ……雅さん!?」







手紙を柚葉ちゃんに押しつけると、真っ白な長い廊下を駆けた。



いても経ってもいられず、無我夢中で。



階段を駆け下り、ヘルメットも被らずバイクに飛び乗った。







……早く。



時間がねぇんだ。