君が教えてくれたのは、たくさんの奇跡でした。

「そうだよ……」



「幸せすぎてつい手術前ってこと忘れてた」







私の涙を拭いながら悪戯に笑ったみーくんが愛しくて、何も言えなくなってしまった。







「これからも、幸せは続いていくんでしょう?」



「当たり前!」







右手の小指をみーくんに差し出すと、みーくんもそれに絡めてきた。