君が教えてくれたのは、たくさんの奇跡でした。

「バイト終わったの2時で……、寝過ごした……」



「別に、そのまま寝ててもよかったのに!顔色悪いよ?寝不足なんでしょう?」



「いや、大丈夫……」







そう言って近づくみーくんの足取りはやっぱりフラフラしていて、



慌てて駆け寄ろうとするけど、お腹が支えて起き上がることが出来ない。