「まぁいいじゃない、結婚してるんだから」



「幸せ絶頂ってことかー」



「そっ、そんな言い方しないでよ!」



「ほんとのことじゃんー?」



「違うって」







いつの間にか時計の針は9時を差している。



見計らうようなタイミングで藪内先生と関川先生が病室に入ってきた。