「あ、ごめん、聞いてなかった。何って?」







唇を尖らせた柚葉がベッドに頬杖をついて私を見つめる。







「だからー、赤ちゃん産まれたら呉竹と私でマンション行っていい?って」



「あ、うん。全然いいよ」



「全く、雅さん来ないからっていじけないでよね」



「いじけてなんか……」