君が教えてくれたのは、たくさんの奇跡でした。

自分を隠すことに必死で、



このときみーくんや志保ちゃんやタカさんが、



どんな表情をしていたかなんて、知る由もなかったんだ。







「あっ、ヤバい!もう4時前じゃん!!今日バイトあるのよね、帰らなきゃ」







志保ちゃんがスマホを確認して時刻を告げると、



みーくんもタカさんも同じように声を上げた。