「うぅ……」



「夏はまた海に行って、夕日を見てさ。赤ちゃんが泣き出したら、俺が泣き止ませてやるし」



「うん……っ」



「杏奈が望むこと、何でもしてやるから。だから、何も心配なんかすんな」







強く抱き締めてくれたみーくんの姿は、誰よりも頼もしく見えた。