聞くのは怖いけど、こうしてちゃんと聞こうと思えるのは、みーくんが隣にいてくれるから。







「はい、大丈夫です」



「……4年前、喉の腫瘍を取り除いたのを、覚えているね?」



「……勿論です」







あの手術のせいで、私は声が出なくなった……筈だった。