君が教えてくれたのは、たくさんの奇跡でした。

「お寿司食べたい!」



「りょーかい!じゃあ、バイクのとこ戻ろうぜ」







立ち上がったみーくんは私に手を差し出し、私もそれを取ろうと体を起こした。



……――なのに、



鋭い針で刺されたような痛みが頭部に走り、



気がつくと砂の上に倒れていた。