君が教えてくれたのは、たくさんの奇跡でした。

周りの視線にいたたまれなくなって、少し離れた岩場に行くことにした。



歩けると言っても、みーくんは私を抱き上げたまま下ろそうとしない。



岩場に着くとやっと下ろしてくれたけど、



恥ずかしさと甘ったるい動悸のせいでそれどころじゃない。