君が教えてくれたのは、たくさんの奇跡でした。

「ねぇお兄さ~ん、1人?」



「私等と泳がない?」







背後から聞こえた甲高い声に思わず固まってしまった。



ブリキの人形のように恐る恐る首を回すと、案の定みーくんが美女に囲まれていた。



あまりの衝撃に動けないでいた私なんかお構いなしに、



美女達はみーくんに言い寄っている。