後から、ブルーベリージャムが入った瓶も持ってきてくれた。







「食べれる?」







病気のこと、気にしてくれたのかな。







【大丈夫】







走るとたまに軽い発作が起きるけど、制限はされていない。



食べる物も、摂取するカロリーが余程高くなければ大体の物は食べられる。







「そっか。良かった」







私の隣に腰を下ろしたみーくんは、パンにマーガリンを塗り始めた。



私も、同じようにジャムを塗る。



口に頬張ると、病院食の薄くて不味いご飯なんかより、何倍も美味しく、懐かしい味がした。