君が教えてくれたのは、たくさんの奇跡でした。

「それは……」







言葉を濁す藪内先生の胸倉を掴むみーくんを必死に抑えるけれど、それは無意味な様で。



どれだけ力を込めても、みーくんはびくともしない。







「せめて万里さんが、"この人と一緒にいられてよかった"って思えるようなヤツでいろよ!」