君が教えてくれたのは、たくさんの奇跡でした。

病気じゃなきゃ、何にも気づかなかった。



ただ、何もない毎日を生きてた。



何も知らない中で、幸せだと満足してた。



その中で訪れる別れや悲しみに負けているようじゃ、



きっと本当の"幸せ"になんかたどり着けなくて。



万里ちゃんの死にもきっと理由があって、



それはこれから藪内先生や私達が生きていく糧になる。