君が教えてくれたのは、たくさんの奇跡でした。

ぼうっと目の前にある整った顔を見つめていると、ふっと笑ったみーくんは唇を重ねてきた。







ちょっ……みんないるのに!



抵抗しようとしても出来なくて、私はぎゅうっと目を瞑った。







「やめ……っ」



「誘うような顔してる杏奈が悪いんじゃん?」